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道の駅みねはまにある「おらほの館」では味噌きりたんぽづくり体験ができます。
きりたんぽ鍋よりも手軽に体験できて子供にも大人気の味噌たんぽ。
地産地消にこだわり、白神産の素材を使った体験メニューとなっています。
「おらほの館」味噌きりたんぽづくり体験レポート

地元産のお米「あきたこまち」を炊き、味噌きりたんぽづくりに使用。「あきたこまち」の粘りがあってこそのきりたんぽですから。地産地消に力を入れる「おらほの館」は地元産の食材に強いこだわりを持っています。

熱々のご飯をすり鉢で潰していく作業から。「おらほの館」スタッフの阿部さんがサポートしてくれました。あまり潰しすぎると出来上がりが固くなってしまうので、やわらかさを確認しながら、すり潰していくのがコツ。

すり潰したご飯は、味噌きりたんぽ1本の量100グラムずつに分けます。さすが「あきたこまち」の粘り、もちもち過ぎて手にくっ付いてしまいます。そんなときは水ではなく塩水を微量ぬりながら作業を進めます。

100グラムずつに分けたご飯を、割り箸に1つ1つ刺します。慣れるまではいびつな形。「おらほの館」館長の笠原さんが手本を見せてくれましたが、早いし形もキレイ。1日600本つくったこともあるつわものです。

1人あたり4本の味噌きりたんぽをつくります。1人で食べるにはなかなかの量ですが、食べ切れなかった場合でもパックに入れてお持ち帰りができます。しかしきりたんぽがずらりと並んだ光景は壮観ですね。

並行作業で味噌ダレも作ります。水、お酒、砂糖、ざらめ、そして白神の味噌「白神っ娘」を煮込んで、甘しょっぱいタレに。この味噌ダレこそが、美味しい味噌きりたんぽづくりのキーポイントとなります。

ホットプレートで焼きます。囲炉裏で焼くよりも効率的で実践的。家でもできそう。こんがり焼かず、薄い焼き目をつけるくらいの加減で。いびつな形のきりたんぽはプレートに静かに押し付けて形を整えます。

味噌ダレは熱いままではとろみが弱いので、冷ましてから使用。ブラシできりたんぽに味噌ダレを塗る、というよりは、かけていくような感じ。これが最終作業と聞き思わず笑みがこぼれます。もうすぐ食べられる!

味噌きりたんぽの完成。てかり、とろみ、ともにバッチリ。表面がパリッとして、中はもちもち。噛りつくと、甘い味噌ダレが、やわらかいきりたんぽの中に浸入。実食の際は、旬の果物やお漬物も出してくれます。
味噌きりたんぽづくり体験の楽しみ方と注意点

味噌きりたんぽづくりは、きりたんぽ鍋づくりより時間も料金も手軽に体験できるのがポイントです。ただ、きりたんぽづくりと味噌ダレづくりが並行するので、成功するか否かはチームワークにかかってきます。でもそこは「おらほの館」のスタッフもサポートしてくれるので、安心して楽しんでください。ホットプレートなど、家にあるもので作るので、帰ってからもチャレンジできるはず。楽しむポイントは食材です。どんな食材、どこの食材なのか、いろいろ質問してみると地産地消へのこだわりが聞けるので興味深いです。食材は実際に「おらほの館」産直コーナーで購入可能です。 体験をするには要電話予約。エプロンは無料貸出してくれます。1回の体験は5人以上20人まで。体験料金は1人1000円(約1時間)です。
味噌きりたんぽづくり体験を指導してくれたのは「おらほの館」の笠原さんと阿部さん

テキパキと段取りよく進める「おらほの館」の館長笠原さん(写真左)と、気配り上手な阿部さん(写真右)が味噌きりたんぽづくりをリードしてくれました。八峰町観光協会の会長も務める笠原さんは「白神の観光資源や食材の素晴らしさをもっと上手に、積極的にピーアールしなくちゃ」と意欲的です。 阿部さんも「高級食材はないけど、魅力的な白神の食材に囲まれているということは、とても贅沢なことなんです」と地元の食材への愛着を聞かせてくれました。※この日は「おらほの館」の体験場所が改修中のため笠原さんの自宅で体験させていただきました。

【店名】おらほの館
【住所】秋田県山本郡八峰町峰浜沼田字沼田ホンコ谷地147-6 地図
【電話】0185-76-4649
【料金】1時間の体験で1人1000円(要予約)