ホーム > 白神の馬肉料理 > 「かもや食堂」の馬肉煮込み


白神山地周辺の地域では、古くから馬肉を食す習慣があります。
専門店だけでなくスーパーマーケットにも馬の生肉や惣菜が並んでいます。
そんな馴染み深い馬肉を使った「馬肉煮込み」をご紹介します。
白神の馬肉煮込みの美味しさに迫る!


味付けは酒・醤油と少しの砂糖。あくを丁寧に取りながら約2時間かけて煮込みます。若干歯ごたえがあり、噛むと溢れ出す煮汁がたまりません。味のよ〜く染みたこんにゃくだけでも、ご飯が食べられそう。1皿400円。

宴会でも「まず馬肉出して」と注文が入り、町外から密封容器を持参して買いに来るお客さんも多く、馬肉煮込みは品切れにならないよう毎朝煮込んでいます。この馬肉煮込みをラーメンに入れる隠れメニューもあり。

こんにゃくは、同町・カネチュウ食品の「突こんにゃく」を使用。さまざまなこんにゃくを試してきた結果、「これでなければ美味しくならない」とのこと。白神山地湧水のおかげかも。馬肉煮込みに欠かせない脇役です。
白神の馬肉煮込みを食べられる店はここ!

藤里町中心部にある昭和45年創業の「かもや食堂」。店主の加茂谷さんが町外から嫁いできた当時、藤里町に馬肉料理が根付いていることが驚きだったとのこと。「馬肉は鉱山で働く人たちのあいだで『力が出るから』と食べられてきました。藤里町にも太良鉱山があったから、鉱山のある他の町と同じように馬肉を食べてたのかな」と昔を振り返ります。太良鉱山があった当時、現在の風景からは想像もできないほど町が栄えていたそうです。町を見守ってきた歴史の証人からガイドブックには載っていない貴重な話を聞くことができるのも旅の醍醐味ですね。

【店名】かもや食堂
【住所】秋田県山本郡藤里町藤琴55 地図
【電話】0185-79-2672
【時間】9時から20時
【休み】12/31から1/2 8/13